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美保ち。



京樽の茶巾鮨。

「美味しいよー!私、大好きなの!しのぶちゃんも食べてみて♪」

うん十年前、新卒で入社した証券会社で出会った美保ちが教えてくれた懐かしい味。

それから幾度となく、お昼休みにデパ地下に買いに行って一緒に食べた思い出の味。

ちわわのちいちゃん



入社式の当日、ママのところに駆け寄ってきて

きらきらと輝く瞳と愛嬌のある笑顔で話しかけてくれた。

「私ね、入社試験のときからあなたに目を付けてたの!

可愛いし、なんか自分に似てる気がして、この子と絶対仲良くなりたい!って思ってたの。」

どちらかと言えば人見知りをしてしまうママは、あの時の強い押しに少したじろいでしまったけれど

彼女が最初に感じてくれた通り、二人は本当に気が合って、笑いも合って、

大親友になるまでに、殆ど時間はかかりませんでした。



箸が転げても可笑しい年頃。

仕事から帰宅しても、毎日のように長電話。

彼氏よりも美保ちと話している時間のほうが断然長かったと思います。




その後、お互い進む道は分かれたけれど、それでも、恋人のこと、家族のこと、仕事のこと、

すべてを打ち明けあってきたと言っても過言ではありません。



そんな彼女はもういません。

12月の初めころに届いた、ご主人が差出人の喪中葉書で知りました。

彼女が他界して、すでに4ヶ月が経っていました…。

知らぬ間にいなくなってしまった大切な親友。

世界の果てまで歩いても、もう美保ちに会うことは叶いません。

せめて直接、さよならが言いたかった…。



彼女のご家族、親類の方とも連絡のつかぬまま過ごした数週間、

ママは美保ちに話かけるように、彼女の携帯にメールをしました。

すると、4ヶ月前に他界した彼女から返信が届きました。

彼女のご主人からでした。



このメールを機に、彼女の墓前に出向き、手を合わせることができました。

たくさん泣きました。たくさん話しをしました。

いくら話しても、もっともっと、次から次に話したいことが溢れてきました。

思い出の茶巾鮨も一緒に食べました。

二人で茶巾鮨を食べたのは、うん十年ぶりです。



広大で自然がいっぱいの静かな霊園で、今も彼女は眠っています。

背景には枝垂桜の並木が続いていました。

春になったらまた来ようと思いました。

その頃にはきっとまた、話したいことが山のように溢れていることでしょう。



今もまだ、ママの耳には彼女の声がはっきりと聞こえてきます。

彼女は、これからもママの中で生きているんだと、そう考えました。

ちわわのちいちゃん
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